フィルムカメラにせよ、デジタルにせよ、レンズ交換式のカメラを手に入れたからにはレンズを何か買いたい!という方は多いかと思います。
今回はレンズの選び方について書いていきます。
カメラレンズの選び方
カメラのマウントを把握する
レンズに関してはまず、お使いのカメラのマウントを把握しましょう。
主なメーカーのマウントは下記のようなものになっています。
・Nikon Fマウント Zマウント
・Canon FDマウント EFマウント RFマウント
・SONY Aマウント Eマウント
・FUJIFILM Xマウント
・OLYMPUS マイクロフォーサーズマウント
・PENTAX Kマウント M42マウント
・Panasonic マイクロフォーサーズマウント SLマウント
・Leica L39マウント Mマウント SLマウント
メーカーによってもマウントに違いがありますし、APS-Cサイズ専用に設計されたレンズもありますから、その点も注意が必要です。
わからない場合はカメラ店に問い合わせすることをお勧めします。
使ってみたい画角を考える
次に使ってみたい画角を考えてみましょう。
・広い範囲を納めるために広角レンズ
・ポートレートを撮るために中望遠レンズ
・遠くの被写体を納めるために望遠レンズ
・さまざまな範囲をカバーしたいからズームレンズ
など、撮りたいシーンに合わせた選択をすることが必要です。
カメラのレンズ予算を決める
必要な画角が決まったら今度は価格です。
自分の予算に応じて探すことも大切な要素ですね。
同じ画角=焦点距離のレンズでもスペックなどによって描写やできることが変わってきますから、どこまでが必要か、逆にどこまでで妥協するか、ということも視野に入れるといいかと思います。
例えばボケを大きくしたい、暗いところでもシャッタースピードを稼ぎたいのなら大口径レンズ(F1.4など数字が小さいレンズ)が必要です。
大口径になればなるほど一般的には価格は上がります。
逆にそこまで求めていないのであればF値を抑えて価格を抑えることも可能です。
今は多くの作例がネットにあふれていますから、その中から好みの描写を見つけておくことも有効かもしれませんね!
デジタルカメラ、特にミラーレスカメラの場合は、オールドレンズという選択肢があります。
ミラーレスカメラは名前の通りミラーがない分、その距離分のアダプターを間に設置してフランジバックを調整すれば一眼レフ時代のレンズがいろいろと装着できるのです。
マウントアダプターは現在様々な会社から販売されています。
機能的にはAFがそもそも無いなど、制約がある場合はありますが、例えばミラーレスカメラの50mm F1.4レンズを買うとすると、新品、最新のスペックのものだと10万円ほどしてしまうところですが、例えばオールドレンズの定番「Super Takumar 50mm F1.4」であれば整備済み、マウントアダプターを込みにしても3万円はかからないでしょう!
もちろん最新の描写にはかなうわけもないのですし、機能にも多数の制約ができますが、同じ焦点距離、同じF値をもつレンズを安価に手に入れられることは撮影することに対する「心の余裕」につながるように思います。
このように、レンズを買う際にはたくさんの選択肢があり、その中から自分のニーズにあった一本を見つけることが大切です。
ぜひあなたに合ったレンズを探してみてくださいね!