フィルムカメラを始めたい人向け!おすすめカメラ4選

これからフィルムカメラを始めたい!
フィルムカメラに興味があるけどどれを選べばいいかわからない!という人は多いかと思います。
そんな方に向けて今回は「インヘリットカメラが選ぶ」初めての方におすすめのフィルムカメラを4台紹介します!

目次

カメラを選ぶうえで一番大事なこと

カメラを選ぶうえで最も大切なこと。それは
好きな見た目のカメラを選ぶこと。
です。(個人的な考えです)
よほど何かに特化した機能が必要でない限りは自分の好きな見た目のカメラを選ぶことが大切だと考えます。
なぜかって?
いくら機能が優れていても、見た目が気に入らないと持ち出さないことが多いのです。(筆者調べ)
逆に見た目を気に入って購入したカメラだと、例えばシャッターを切らないとしても持ち歩くだけでテンションが上がったり、ファッションとなって生活の一部となります。常に持ち歩くことによってシャッターチャンスをつかみやすく、結果素敵な写真が産まれる機会が増えるだろうと考えます。
せっかく買ったカメラも、写真を撮るのに持ち出さないのであれば宝の持ち腐れとなってしまいます。
ですのでフィルムカメラに関してはまずは見た目!その次に必要な機能があるかどうか、描写はどうか、ということで考えればいいかと思います。

おすすめカメラの紹介

OLYMPUS TRIP35

まず最初に紹介するのは「OLYMPUS TRIP35」です。
このカメラの魅力としてはまずはルックス!コロンとしたボディでかわいらしく、かつ一目でカメラだとわかるかっこよさも兼ね備えています。
AE機能搭載で、露出のことを考えずとも簡単に撮影することができるほか、露出がアンダーの場合にはファインダー内に「赤ベロ」という警告表示が現出し、シャッターが切れないなど安心の仕様となっています。
描写自体も素晴らしく、D.Zuiko 40mm F2.8レンズはテッサータイプですが安定しており、絞り開放、最短撮影距離付近では少しざわざわしたボケが楽しめます。
とはいえ、ゾーンフォーカスといって「だいたいこのくらい」の感覚でピントを合わせていくため、その感覚をつかむまではピントは難しいものがありますが、その不確実性を含めて楽しめるようになると、このカメラとの撮影体験は素晴らしいものになるでしょう。

OLYMPUS TRIP35の作例
OLYMPUS TRIP35の作例

FUJIFILM CARDIA mini TIARA

続いてはFUJIFILM CARDIAシリーズよりカルディアミニティアラの紹介です。
フジのカルディアはコンパクトカメラのシリーズ名で、こちらのティアラは角のとれた四角くかわいらしいボディとは裏腹に「SUPER EBC FUJINON」レンズ搭載で描写性能も素晴らしいものです。
個人的にはフジのカメラは雨の日の描写が素晴らしく、写真からも湿度を感じるようなしっとりとした描写はほかのカメラでは得難いもののように感じます。
コンパクトカメラとして必要な機能はすべて備わっており、操作も単純明快、少しこだわった撮影のために露出補正機能なども付いています。
単焦点のティアラ、ズームレンズ搭載のティアラズームがあり、単焦点のほうが当然描写性能はいいですが、ズームレンズの便利さも捨てがたいところです。

CARDIA mini TIARAの作例
CARDIA mini TIARAの作例

Nikon F3

続いてはマニュアルフォーカスのレンズ交換式カメラから、Nikon F3をご紹介します。
Nikon F3はNikonのフラッグシップカメラの三代目にあたります。
レンズ交換式の一眼レフカメラとして安定性、堅牢性を追求したこのカメラですが、絞り優先AEを搭載するなど実は初心者にもやさしいカメラとなっています。
ニッコールの豊富なレンズ群の中から焦点距離やF値、好みの描写のレンズを選択し、マニュアルでピントを合わせ、シャッターを切る。とても贅沢な時間を提供してくれるカメラと言えるでしょう。
そしてこちらはファインダー交換ができることも魅力の一つ。通常ファインダーの他、眼鏡をかけた人にも見えやすいハイアイポイントファインダーや上からのぞき込むウェストレベルファインダー、アクションファインダーなど多岐にわたるアクセサリで拡張性があることもポイントです。
多少お値段は張りますが、それを上回る満足感を得られることは保証します!

Nikon F3 + NIKKOR-S Auto 35mm F2.8
Nikon F3 + Ai NIKKOR 50mm F1.4S

番外編:トイカメラ

世の中には機能を完全に限定したトイカメラというジャンルのカメラも存在します。
フィルムカメラ全盛だった時代には雑誌の付録にカメラが付いているなんてこともざらにありました。
その一つがこれ

その名も「ヨッシーパノラマカメラ」です。
雑誌「小学一年生」の付録として世に出たカメラで、シャッタースピードも絞りも一定、ピント合わせも不要(パンフォーカス)というなんとも潔いカメラです。
日中晴天下、ISO100フィルムですときちんと撮影でき、また上下カットした疑似パノラマでなんとも言えないドラマチックな仕上がりとなります。
似たようなトイカメラは世に多く出回っており、非常に安価で手にすることもできるため、ある意味では初心者向け、ある意味では玄人の息抜きに使えるカメラと言えるでしょう。
作例をぜひご覧ください!

上下カットされた疑似パノラマでドラマチックな仕上がりに
淡い光を取り込んで映画のワンシーンのよう
こちらはお気に入り過ぎて筆者のデスクトップ画像に採用された写真

いかがでしたか?
今回ご紹介したのはあくまでも筆者の個人的なおすすめ(お気に入り)ですから、このほかにもたくさんの選択肢があります。
カメラ店の店員さんによってもおすすめは違うと思いますし、ご自分で納得できる、常に持ち出したくなるような一台をぜひ探してみてください!
インヘリットカメラももうすぐ実店舗がオープンする予定!
オープンした際はぜひカメラ選びのお手伝いをさせてください!お待ちしております!

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