インヘリットカメラがオープンして三日が経ちました。
たくさんの皆さんからお祝いの言葉やお花、実際にお店に足を運んでくださったりと、嬉しい出来事がたくさんある中で、お客様からカメラのお買取りを承ることも増えてきました。
今日も遠方からお客様がいらっしゃって、お父様の遺品カメラをまとめて売却してくださいました。

本当にたくさんのカメラをお持ち込みいただいて、お話を伺うと「生前、父が大切に使っていた物です。できるならどれか一つは形見として私が使いたい。」というご意向で、一通りの動作確認や査定を行った後、どれを残そうかとお話し合いをさせていただきました。
商品の中に、未使用品と思われるカメラが一台あり、お客様がそれを見て「私が産まれたときに新品で買ったカメラがあると父から聞いたことがある」ということを思い出したようでした。
それが果たしてこのカメラだったのかは果たしてわかりません。
ですが、確実にご縁があるものだろうと感じ、私もお客様も「形見として残すならこれがいいと思う」という結論に至り、このカメラはお客様の手元に戻っていきました。
フィルムを購入いただき使い方をレクチャーすると「父から教わったことがあるのを思い出してきた」と懐かしさを感じたようで、なんだかとてもうれしい気持ちに。
使い方のレクチャーを終え、お客様がお帰りになる際に「本当にありがとう」と伝えていただいたことが何よりうれしく、まだカメラ屋を初めて三日目ですが「始めてよかったな」と感慨にふけり、同時に「カメラを買取る」ということは単にお金のやり取りだけではなく、持ち主やそのご家族の思いも受け継ぎ、繋いでいくことなんだと再認識しました。
そしてそのわずか一時間後。
以前から私を知ってくれている若者がお店を訪れ、さきほどお買取りした机の上に並ぶカメラから一台を手に取り
「かっこいいですね…ほしい…」
と一言。

思いは必ず伝わっていきます。
「Inherit-インヘリット-」=「継承する」という店名に込めた思いが形になる。
こんなにうれしいことはありません。
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