第一回フォトコン終了しました!

第一回インヘリットカメラフォトコンテスト「#1フィルムフォトコン」が終了しました。

応募総数44点!初めて開催したフォトコンでしたが、多くの反響をいただき、無事に全行程を終えることができました。ありがとうございました。

どの作品も「一本まるごとを中身もわからないまま審査」という賛否もあろう審査方法であるにも関わらず生き生きと撮影されておりました。

リンク先の主催者コメントでも書きましたけども
ルール上、順位をつけなければならないのが心苦しいほどに、素敵で、不思議で、不気味で、暖かで、冷酷で、たくさんの思いの詰まった44本の旅の記録は、私にとっても大切なものとなりました。

目次

#1フィルムフォトコン について

本コンテストを簡単に説明すると
一本のフィルムをテーマをもって撮り切り、そのすべてを作品として審査する
という、振り返るとなんとも思想強く、身勝手なんだろういうルールに基づいて行われました。

フィルムじゃなきゃできないコンテストだと思います。

全員フィルムは同じものを使用しております。
Kodak カラープラス200という2026年4月現在、当店では最も安価なカラーネガフィルムを用いて撮影する、ということだけがルール。
今回はおりませんでしたが、ハーフサイズでも、中判、大判カメラに装てんして撮影してもいいという、何でもありルールのコンテストです。
もちろん店頭でも取り扱ってますので、ぜひお気軽にお越しください。

このフィルムの底力も存分に見ることができる作品がたくさんありますので、ぜひ文頭のリンクから受賞作品を見ていただければと思います。

一本を通してテーマをもって撮影することの難しさ

フィルム1本、36枚。多くても38枚。
デジタルカメラを使って連写すればものの数秒で撮り切ってしまうような枚数です。
そんな少ない枚数でテーマも何もないんじゃ?
って思ってるそこのあなた。
このコンテストのルールは

一本丸ごとで一つの作品を作り、結果発表まで写ってるかどうかもわからない

というものなんです。

光がかぶっていようが
暗くてよく写ってなかろうが審査にかけられる

今自分が取り組んでるものが、実は全く写っておらず水泡に帰してしまう可能性だってある。

そんな中で作品を作るってかなり大変だったと思います。

参加者の作品を見ても、やはり迷いや失敗、機材トラブルなどが散見されました。
非常に難しいレギュレーションだったと思います。リスクを受け入れる余裕がないととてもじゃないけど撮り切れない。

ですがこのコンテストのいいところは、そういった失敗すらほかの写真が補完してくれることがあるということです。

一見失敗に見えても、ほかの写真と並ぶとハッと「こういう解釈も出来るよな」と感じるものがいくつもありました。
それが撮影者の意図が反映されていようといまいと、白日の下に晒される。
自分で言うのもなんですが、なんて乱暴な写真コンテストでしょうか。

作者の意図しない結果が、果たして作品といえるのか?

いいんじゃないですか?意図をもって撮影したものが、予想した結果と違う結果をもたらしたとしてもそこに撮影者が何かを感じてシャッターを切った事実は変わらないのですから。

現代において重要な意味を持つ大昔の写真だって、誰かが意図せず撮影した結果生まれたものかもしれないし。

私はこのコンテストを通じては「テーマをもって撮影することの楽しさ」を感じてもらえたらなと思っていました。
難しいかもしれないけど、きっと自分が見たいもの、残したいものへ気づくことができると思ったからです。

自分が考えていることを、フィルムという不可逆な記録メディアも反映させることの難しさと、フィルムはそれができるメディアだってことを感じてもらえたらなと思っています。
それに「コンテスト」のほうがやる気出るでしょ?笑

写真が持つ力の大きさも感じてほしいな

写真は未来への手紙

自分の師匠が言っていた言葉ですが、本当にそう思います。
写真が本当に価値を持つのは未来なんです。
撮った瞬間から過去になり、その写真は未来への手紙になる。
フィルムに絶対的に定着された「今」は、時間軸から外れて、作者の意図から外れて、大きな力を持つこともあります。

今回のコンテストは、まさにそんな写真がたくさんありました。
何一つも感じないロールは一つとしてなかったと断言できます。
誇ってほしいのは、そうして人の(少なくとも私の)心を動かした写真を撮ったのは、ほかでもないあなただということです。

これからも写真を撮り続けてほしいなって思います。

春が近いですね。写真撮りましょう。

おわりに

AIと加工だらけの世の中じゃ、写真の意味って何なんだよ!
という思いもあって始めたこのコンテスト、結果的には自分の写真観にも大きく影響を与えてくれたと感じています。

参加してくれた皆さん、審査員のみなさん、そしてしんどい時に話を聞いて支えてくれたあなたとあなた。

本当にありがとうございました。

またやります。もっと進化しなきゃね!!!

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